通気断熱WB工法
高性能住宅には様々な工法があります。
玉田建設が採用する通気断熱工法は東海エリアの気候に合わせた工法であり、空気を入れ替える機械を搭載しませんので数年に1度くるメンテナンスや維持費が最小限で抑えられる事が特徴です。
四季に合わせた快適な空間を実現すると共に」近年問題視されていますウイルス対策や臭い軽減にも効果を発揮します。
通気口から入った空気は、床下のひんやりした空気と混ざって壁の中を上昇します。
自然な空気の流れが、焼け込みの熱を緩和し、無駄な湿気を一掃する仕組みで壁の中を空気が流れることで、室内は熱気の影響を受けにくい快適な空間になります。
室内の有害な化学物質や生活臭は、湿気とともに透湿性の壁を透過して、屋外へ排出されます。
機械による室内換気をしなくても、室内ホルムアルデヒド濃度を低く抑えることができます(厚生労働省指標値0.08ppm)。
余分な湿気も抑えるので結露する心配もありません。室内は常にクリーンな空気で保たれます。
暑くなったら服を脱ぎ、寒くなったら服を着こむ。
人はそうやって季節に応じた服装をしています。
家も同じように、季節に合わせて衣替えすることを可能としたのが形状記憶合金を使用したバネです。
外気温に合わせ開閉する通気口で家の中を快適な温度に保ちます。
形状記憶合金で通気口から冷気を遮断し、冬の冷え込みを抑えます。
壁の中に空気の層ができて、家の中の気密性を断熱性がアップし、気温が低下すると各通気口は自動的に閉じて、冷たい空気の侵入を防ぎます。
壁の中の空気を動きにくくすることで、室内暖房の熱が逃げにくくなり断熱性がアップします。
夏の通気性とは一変、家は気密性が高い状態になります。
シックハウスに強い家
高気密・高断熱化が進んだことで、住宅は深刻な問題を抱えてしまいました。
住む人の健康に悪影響を及ぼすシックハウス症候群です。
もともと通気断熱WB工法はこのシックハウス症候群に立ち向かうために開発された家づくり。
住む人の健康を守る確かな性能は、厳正な実験によって証明されています。
<室内ホルムアルデヒドの測定実験>
同じ規模の住宅2棟にホルムアルデヒドを充満させて、室内のホルムアルデヒドの時間変化を測定しました。
いずれも24時間機械換気はしない状態で測定しています。
生活臭を防ぐ家
気密性が向上した日本の住宅で問題となるのが生活臭。
換気をしないと室内の空気は淀み、どうしても生活の臭いが気になってしまいます。
しかし通気断熱WB工法は、自然な通気と透湿透過によって生活臭を除去。
ペットの臭いもそれほど気になりません。
他の住宅にはない、高い消臭性を発揮します。
<アンモニア臭気損失実験>
同じ規模の住宅2棟を密閉状態にし、アンモニア水溶液(28%)5mlを付けた濾紙をシャーレに入れて部屋の中央床上18cmに設置。
出入り口左側上1.5mの位置にてアンモニアを測定しました。
アンモニア水溶液設置後30分間隔で測定。室内の温湿度測定は、室内空間の中央部で10分間隔で測定しました。
各部屋には人体発湿装置(発湿量50cc/h運転)を設置しています。
実験は24時間換気を回した状態で開始し、9:40の時点で24時間換気を停止しました。※特定悪臭物質の測定方法準拠(昭和47年環境庁告示第9号)
<実験結果>
WB工法の部屋では機械換気停止後、臭気が上がるものの従来の高気密の部屋と比べて 1/2程度におさまっており、現象スピードも速いこともわかります。
また湿度においても、WB工法の部屋では機械換気を停止しても湿度にほとんど変化がありませんが、従来の高気密の部屋では湿気の逃げ場がないため、湿度が上昇していくのがわかります。
湿度をコントロールする
室内の温度と湿度は密接に関係しています。
例えば夏、室温が同じ場合でも湿気が「多い」と「少ない」とでは体感温度に差が出ます。
冬場に結露が発生するのも、温度と湿度のバランスに原因があるのです。
そこで通気断熱WB工法は温度と湿度の関係性に着目。
湿度を上手にコントロールすることで、住みごこちのいい住空間を実現しています。
結露のしくみは意外と知られていません。
空気は温度によって含むことができる水分の量が違います。
空気が暖かければたくさんの水分を含むことができますが、逆に冷たいと少しの水分しか含んでいられません。
冬の窓に結露が起きるのは、暖かい室内の空気が外気によって冷やされた窓に接することで温度が下がり、含んでいられなくなった水分が水滴となるからなのです。
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